こんにちは!このサイトを管理しているかなえです。
私は彼と2度の別れを経験し、どん底の期間も諦めずに復縁を目指して頑張りました。
それは「彼が好きだから」です。
もちろん彼のことが好きだから付き合っていたんですが、彼に別れを告げられたことで「彼は私にとってどんな存在なのか」「私はどんな人生を歩きたいのか」「自分はどんな人間なのか」ずっとずっと考えてきました。
彼との別れは私の人生を大きく変えました。結果的にはよかったと思っています。
そんな人生の再スタートとなった「結婚した日」のことを書きたいと思います。
今、辛い別れの中にいる人もいると思います。
でも、別れは終わりではありません。
別れは悲しいですが、自分が変われたり、彼との関係を見直す貴重なきっかけだと思って頑張ってください。
復縁結婚までの道のり
付き合っている時は言いたい事が言えない2人で、ちょっとしたすれ違いがなかなか修正できない関係でした。
2度も別れましたが、彼のいない人生は考えられなかったのであきらめませんでした。
この時期は今までの人生で一番辛く孤独でした。同時に人生で一番頑張った時期でもあります。
その甲斐あって復縁出来たのですが、復縁から結婚までは流れるようにすすみました。
復縁する時点で、お互い何かと覚悟していたり、相手への理解が十分にあったからだと思います。
元彼にプロポーズされた日
元彼と言っても、復縁していたのでその時は「彼」だったのですが・・・
私たちの別れの理由に「結婚」がありました。
なるべく早く結婚したい、婚約したい私と、仕事がもう少し落ち着いてから考えたい彼。
それを面と向かって話し合う事が出来ずに溝が深まっていきました。
結局付き合っている時は最後までこの話は出来ませんでした。
別れてから一度友達関係に戻ったのですが、その時に素直に話すことができました。恋人ではないので、彼へのプレッシャーになる事もないと思い、「女はこう思うよ~」みたいな感じで話せました。
彼も「いや、男はそうは考えられないって」という本音を言ってくれて、お互いが何を思っていたのか、もし付き合っている時に知っていたら何か解決策があったのではないか。と考える事が出来ました。
そんな風に友達として付き合う中で、男女考え方の違いをしったり相手の本音みたいな部分を理解してから復縁したのですが・・・
復縁を決めた時点で、私は「結婚は出来ても出来なくてもいい。彼の傍にいれることが幸せ」と心から思っていたので、結婚のことは頭にありませんでした。
しかし、復縁した一か月後、自宅前に停めていた車の中で不意に彼が「結婚する?」と言ったのです。
放心状態の私に、後部座席に隠していたバラの花束をくれました。
思い付きではなく、考えて言ってくれているんだと分かりひたすら頷きながら泣きました。
結婚にこだわりがなくなっていたのは事実ですが、彼の気持ちが表れた「結婚」という愛のカタチはやはり嬉しかったです。
その花束を抱え自宅マンションに入りました。
当時住んでいたマンションのロビーには鏡があったのですが、そこに映る自分は見たことがないくらい幸せそうな顔をしていて、思わず鏡に映る自分の写メを取ったことを昨日のように覚えています。
両親に挨拶をした日
2人だけの問題から、公式な(表現おかしいですが・・・)関係、家族となることを実感したのが両親に挨拶に来てくれた日です。
別れるのもよりを戻すのも自分たちだけで勝手にしてきたことですが、この日から2人の関係が公式なものになった感じがしました。
母が喜んで泣いている姿や、父に「必ず幸せにします」と言ってくれている姿は今までに味わったことのない幸福感でした。
結婚式場を決めた日
のんびり準備をしようと決めていたので、1年後に結婚式をすることにしました。
この頃私と彼との関係はなんというか、不安定さのないとてもあたたかい関係でした。
変な意地やこだわりが全くなく、相手が「こうしたい」と思っていれば「そうしよう」と同意できるし、譲れないものがあれば主張し、その主張はたいてい受け入れることが出来ました。
結婚式場は彼が「ここがいい」というところがあったのでそこに即決でした。
日取りも彼の希望の日にしました。
私は全くこだわりがなかったので。
式場で契約をした帰り、彼が「楽しみだね」と笑う姿に「幸せだなぁ」と泣きそうになりました。
式の準備
式の準備もケンカはありませんでした。
出来る方が出来ることをやる。
どちらかのやりたいことはやるし、やりたくないことはしない。
ただそれだけです。
思いの強い方の意見を採用する。そんな感じでした。
「復縁結婚」が叶った日
結婚式当日、予報は雨でしたが雲一つない快晴!
来てくれる人の事を考えると天候は気になりましたが、本当は雨でも台風でも良かったです。
彼と結婚する、それが夢だったので・・・。
母にベールダウンをしてもらったり、みんなに祝福してもらったり「人生にこんなに幸せなことがあるのか」とそんなことを何度も思いました。
家族や友達、恋人、たくさん大切な人はいますが、そんな人達が一気に集まることなんて結婚式かお葬式くらいです。
そして自分がその光景を見れるのは結婚式だけ。
そう思ってみんなの顔を胸に焼きつけました。
結婚式で涙は出なかった
結婚式といえば新婦の涙が感動を呼ぶものですが、私は一滴の涙も出ませんでした。
普段はすっっごく涙腺が弱くて、仕事などでも悔しいことがあると勝手に涙が出てしまい情けなくなります。(泣きたくないのに!!)
涙腺を縛る手術ってないんだろうか・・・と調べたことがあるくらいです。
でも、結婚式では泣きませんでした。
式の間中とにかく幸せで楽しくて「この幸せをずっと守る」そんなことを考えていました。
また、両親への手紙は誇らしい気持ちでいっぱいでした。
「娘は諦めずに幸せをつかんだよ!!」
「お父さんお母さんは何も心配することないよ!」
「すっごく素敵な彼だよ!」
そんな気持ちだったので私は泣くことがなく、泣いてくれている友人や家族へさらに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
両親に別れや復縁の事は話していませんでしたが、きっと私の落ち込みや行動で気づいていたと思います。実家暮らしだったので・・・
親になった今、あの時の両親の気持ちを考えると胸が締め付けられます。
恋をして傷ついてボロボロになった娘に、親として掛ける言葉なんて見つかりません。
娘を信じるしかないと思うのですが、私の両親はそうしてくれていました。
元彼がずっと好きだった私
私は元彼がずっと好きでした。
元彼っていうのは彼と別れていた期間なわけで、付き合っていた期間の方がはるかに長いんですが・・・
でも「彼が好きだ」という気持ちが自分を支配したり、大切さを実感したり、会えない寂しさにつぶれそうになったり、「好きだ」と毎日強く感じていたのは「元彼」の状態の時です。
「失って気づく」なんてよく聞きますが、本当にその通りで・・・傍にいられる幸せを忘れちゃいけないですね。
好きになると思いを伝えたくなる
思いを伝えると思い合いたいと思う
思いが届けば触れたくなる
触れることが出来れば今度はもっと知りたくなる
知ることが出来たら自分の事も知って欲しくなる
理解して欲しくなる
束縛したくなる
支配したくなる
思い通りにしたくなる
好きっていう気持ちはいつの間にかエゴに変わってしまうんですよね。
「元彼」になることで自分のエゴが実感出来て・・・。
結婚した今も「元彼」としての彼を忘れないようにいたいと思っています。
元彼との復縁結婚を夢見る人へ
復縁したい、結婚したいという気持ちは素敵だと思います。
しかし、復縁も結婚も目的ではなく手段です。
「彼が好きだから一緒にいたい」その為の手段として復縁や結婚があります。
これを目的だと勘違いするときっと彼との溝は埋まらないし、あなた自身もまだまだ辛い思いをしてしまうと思います。
あなたの目的はなんでしょうか?
まずはそれを考えてみるのがいいかもしれません。